はじめに

葛尾村は、福島県の浜通り地方に属しておりますが、すぐ隣の田村市や二本松市は中通りとなっています。まっすぐ1本で行けるルートがなく、「こういう風に行けばいいよ」と一言で言うことができません。そんな葛尾村ですが、このページでアクセスを詳細に交通機関別にご案内しますので、お越しの際の参考にしてください。

飛行機でお越しの方

福島空港のご利用が便利です。福島空港から葛尾村までの移動手段は、以下の選択肢があります。

鉄道でお越しの方

船引駅(磐越東線)

浪江駅(常磐線)

郡山駅(東北新幹線・東北本線など)

  • 磐越東線で船引駅から葛尾行き路線バス
    平日   

    土休日  
  • タクシー
  • レンタカー

福島駅(東北新幹線・東北本線など)

いわき駅(常磐線)

  • 磐越東線で船引駅から葛尾行き路線バス
    平日   

    土休日  
  • タクシー
  • レンタカー

マイカーでお越しの方

「葛尾村復興交流館あぜりあ」をカーナビに設定頂き、お越しください。なお、当施設は2018年6月にオープンしましたので、当施設が検索されないこともあろうかと思います。その場合は「葛尾村役場」を目的地に設定してください。村役場は移転などしたことはなく古くから現在地にあります。

村外に通じる道路

葛尾村から村外に通じる道路は、全部で12本あります。下記地図の赤い丸数字の道は、お越しの際の現実的な選択肢となります。対して青い丸数字の道は、ほとんど利用価値がないか通行止めで行き来できなくなっています。

葛尾村から村外に通じる道路。赤字の丸数字は、葛尾村にお越しの際の現実的な選択肢で、下表の太字と紐づいています。また青字の丸数字は、下表の細字と紐づいています。
#道路名市町村交通量備考
1国道399号線浪江町津島15% 
2村道小坂曲山線田村市船引町0.33%大尽屋敷の通り
3県道50号線田村市船引町35% 
4県道154号線田村市船引町14% 
5国道399号線田村市都路町25% 
6林道大放石黒線田村市都路町0% 
7 田村市都路町0.33%古道川発電所の通り
8県道253号線浪江町0%帰還困難区域に伴う通行止め
9県道50号線浪江町10% 
10村道柏原阿掛線浪江町津島0.33%
11村道広谷地線浪江町津島0%帰還困難区域に伴う通行止め
12村道広谷地線浪江町津島0%帰還困難区域に伴う通行止め
表.葛尾村から村外に通じる道路とおよその交通量比。項番1から反時計回りに並べている。

通行量については、太字で記した5本の道路からの出入りがほとんどだと思われます。割合については私の感覚で書いていますが、そんなに大きくはぶれていないと思います。これら12本の道路について、以下に詳しくご紹介したいと思います。

1.国道399号線(浪江町津島)

浪江町津島方面に抜ける道路です。国道459号線と合流後、国道114号線にぶつかります。川俣町・福島市・伊達市・飯舘村方面から葛尾村への行き来に使われる道路です。2022年8月現在、浪江町津島地区は二輪車の通行が制限されています。

2.村道小坂曲山線(田村市船引町)

葛尾大尽屋敷跡公園の前を通り、風越峠から田村市船引町に抜ける道路です。センターラインのない道路で、峠のあたりが曲がりくねっているため、この道路を通り葛尾村にお越しになる方はほとんどいないと思われます。

3.県道50号線(田村市船引町)

田村市船引町に抜ける葛尾村のメインストリートです。生活に必要な商店の集まる船引町との行き来に便利なため、比較的多くの車が行き交います。磐越道の船引三春インターへはこの道路が最適です。

4.県道154号線(田村市船引町)

県道50号線の野川地区から田村市船引町(横道地区)を通り田村市常葉町の中心部に抜ける道路です。項番3の県道50号線と同様に船引町にも出られるため、主に地元の人に重宝がられている道路です。

5.国道399号線(田村市都路町)

葛尾村中心部から真南に通り、掛札峠から田村市都路町に入り、国道288号線にぶつかります。399号線と288号線ともに比較的道路状況が良いため、最短経路ではないものの、この道を通り田村市船引町方面に抜ける車両が多いです。また、いわき市方面に行く場合、このルートから国道288号線を経由するのが便利です。常磐道の大熊インターへはこのルートが最適です。

6.林道大放石黒線(田村市都路町)

葛尾村の大放地区から田村市都路町の石黒地区に抜ける林道です。この道を通り葛尾村と行き来する車は、まったくと言っていいほどありません。

7.(通り名不明)(田村市都路町)

古道川発電所から高瀬川沿いに都路町中心部に抜ける道路です。途中高瀬川の美しい流れや古道川ダムを見ることができますが、道幅が狭く曲がりくねっているため、通り抜ける車はほとんどありません。

8.県道253号線(浪江町)

高瀬川(葛尾川)と並行して走るこの道路は、浪江町の大堀地区に抜けることができますが、2022年8月現在、東日本大震災に伴う帰還困難区域の設定により浪江町内が通行止めとなっています。

9.県道50号線(浪江町)

浪江町に抜けるメインストリートです。片側1車線の比較的整備された道路ですが、高瀬川沿いに曲がりくねった場所があり、通行には注意が必要です。葛尾村から浪江町より北に移動する時は便利です。常磐道の浪江インターもこの道です。また、原ノ町より北へは、原浪トンネルを経由すると早く着く場合が多いです。2022年8月現在、浪江町は二輪車の通行が制限されています。

10.村道柏原阿掛線(浪江町津島)

震災前に鉄腕DASHのDASH村があった場所を通る道です。この先国道114号線にぶつかります。通常この道路を通る車は多くありませんが、近くを走る県道50号線の道幅が狭く冬季は特に危険なため、この道を迂回路にする車両があります。2022年8月現在、浪江町は二輪車の通行が制限されています。

11.村道広谷地線(浪江町津島)

村道柏原阿掛線につながっていますが、利用価値はほとんどありません。2022年9月現在、東日本大震災に伴う帰還困難区域の設定により浪江町内が通行止めとなっています。(ゲートの先、すぐ右折方向)

12.村道広谷地線(浪江町津島)

国道114号線とつながっていますが、利用価値はほとんどありません。2022年9月現在、東日本大震災に伴う帰還困難区域の設定により浪江町内が通行止めとなっています。(ゲートの先、直進方向)