葛尾コラム:福島県道253号線沿いの紅葉

福島県道253号線は、浪江町権現堂字新町のセブンイレブンのある交差点が起点で、葛尾村落合の県道50号線との交差点まで約30kmの路線となります。路線の大半が高瀬川とその支流の葛尾川沿いで、ところどころ美しい渓流が見られます。

2021年現在、福島第一原発事故による帰還困難区域の設定により、浪江町大堀地区から葛尾村境までの区間は通行できないため、このコラムでは葛尾村の区間で見られる紅葉をご紹介します。

 (注)撮影に訪れたのは2021年11月4日ですが、時季的に少し遅かったようです。ご紹介する写真を見て、最盛期はもっとすごいんだろうなと想像してご覧ください ^^);

いかがですか?これらの写真、ちょっと最盛期は過ぎてしまっていますが、それでも道路両側に紅葉の木々が黄色く色づき、なんとも美しい風景が続きますね。この県道253号線は、浪江森林鉄道の線路跡だったこともあり、曲がりくねってはいるものの、勾配は緩やかで自転車での散策にはもってこいかもしれません。


県道253号線沿いを流れる川のご説明をします。葛尾川は葛尾村の葛尾地区西部、日山登山口付近に源流を持ち、大尽屋敷跡公園の前を流れていきます。葛尾村復興交流館あぜりあ付近で野川川と合流し、古道川発電所のあたりで高瀬川と合流します。

一方、高瀬川は、浪江町請戸地区に河口を持つ請戸川の支流の一つで、田村市都路町場々地区に源流があり、意外にも西の方(内陸側)に流れていきます。都路町小滝沢地区で古道川と合流するあたりから進路を北寄りに変え、古道川ダムを経由し、古道川発電所のあたりで葛尾川と合流。進路を東寄りに変え、浪江町大堀地区を流れて請戸川と合流します。