葛尾コラム:2024年度初頭のご挨拶

葛尾むらづくり公社は、4月1日(月)より実質的な新年度業務が開始され、全職員が一堂に会しました。1日の10時から代表理事の松本弘より挨拶があり、職員に対して次のようなお言葉を頂きました。

 令和6年度の始めにあたり、ごあいさつ申し上げます。
 昨年は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類に移行したことに伴い、様々なイベントや活動が復活し、明るい兆しが見えてきた一方で、エネルギーや生活必需品の物価高騰が続き、私たち一人一人の生活や社会経済活動に深刻な影響を及ぼした一年でありました。
 一般社団法人葛尾むらづくり公社は「場所を通じて人と人をつなぐ」を理念として、葛尾村の出資を受けて平成30年3月に発足し、7年目を迎えました。復興交流館あぜりあの管理運営始め、地域コミュニティ支援活動、「村内産品の販路拡大事業(ふるさと納税活用事業)」など現在の中核となる事業も始まりました。復興支援員や地域おこし協力隊活動の支援業務、「宿泊交流館せせらぎ荘」・「森林公園もりもりランド」の管理運営、移住定住促進事業なども担い、多岐にわたって事業を展開しております。
 設立当初は職員5名でしたが、現在では、40名以上の雇用を支える団体となり、20代30代の若手スタッフが、生き生きと働く職場ともなりました。
 葛尾むらづくり公社は、事業の多くが村からの受託に依存しております。地域の将来を見据えながら、新たな職員も加わり、多くの方々から要望のあったせせらぎ荘での飲食事業も始まりました。あぜりあ、トレーラーハウス、空き家の利活用事業(旧自転車店・シェアキッチン)等新たな取組みを始めています。
 昨年から米谷事務局長が中心となって、組織のマネジメントを行っています。私たち管理者は無論のこと、職員の皆さんには今日を年度の初日として、気持ちを新たに職務に取組んでいただきたい。
 葛尾村は、昨年4月に村制施行100周年の節目を迎え、新たな未来への出発の年となり、村の長年の悲願でありました浪江・三春線の小出谷工区のパイパス工事が着手されました。この区間の開通により、地域間交流・物流・復興などの重要なネットワークとなり、これまで取り組んできた復興事業も加速的に進むものと期待しています。
 今後も、理念である「人と人をつなぐ」ことを忘れずに、村と両輪となって村の復興、そして村民の暮らしが良くなるように、皆さんのお力添えをお願い申し上げます。
 職員の皆さん、新たな気持ちで仕事を始めましょう。以上、新年度初めのあいさつとします。

新しい仲間も加わり、今年度も引き続き職員一同一丸となって頑張って参りますので、よろしくお願い致します。

むらづくり公社職員(2024年4月1日撮影)